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以下は、探偵調査やその証拠が「親権(共同親権・単独親権)」の判断にどのような影響を与えるのかを、家庭裁判所の視点・証拠の種類・ケース別影響・注意点まで含めて詳しく解説した内容です。
親権判断の大原則
まず最も重要な前提として、家庭裁判所が親権を判断する際の基準は一貫して次の一点です。
「子供の最善の利益(福祉)」
つまり、
- 不倫をしたか
- 嘘をついたか
- 感情的にどちらが悪いか
といった大人同士の問題だけでは親権は決まりません。
探偵調査の証拠も、
👉 「それが子どもにどのような影響を与えているか」
という観点で評価されます。
探偵調査で得られる主な証拠の種類
探偵調査によって得られる証拠は、主に次のようなものです。
- 不貞行為(不倫)の証拠
(ラブホテル出入り、密会写真・動画) - 生活実態の証拠
(帰宅時間、外泊頻度、育児への関与度) - 同居・別居の実態
- 異性を自宅に連れ込んでいる証拠
- 子ども放置・ネグレクトの疑い
- DV・モラハラを裏付ける行動証拠
- 金銭浪費・ギャンブル等の生活態度
これらが単独では弱くても、組み合わさることで強い証拠になります。
不倫の証拠は親権にどう影響するのか
① 原則論:不倫=即親権喪失ではない
重要なポイントとして、
- 不倫をした事実だけ
→ 親権に直接的な致命傷にはならない
というのが実務上の扱いです。
なぜなら、
不倫は「配偶者との関係」の問題であり、
親権は「子どもとの関係」が判断対象だからです。
② 親権に影響する不倫のパターン
以下のような場合、探偵証拠は親権判断に強く影響します。
✔ 子どもを置き去りにして外泊を繰り返している
- 夜間に子どもを一人で留守番させる
- 祖父母や第三者に長時間丸投げ
👉 監護能力の欠如として評価される可能性大
✔ 不倫相手を子どもの生活圏に頻繁に入れている
- 子どもが同席する場に不倫相手を同伴
- 自宅に頻繁に泊めている
👉 子どもの心理的安定を害する行為と判断されやすい
✔ 不倫が原因で生活が不安定
- 仕事を頻繁に休む・辞める
- 金銭管理が乱れている
👉 養育環境の不安定さとしてマイナス評価
DV・モラハラ証拠と親権の関係
① DV・虐待は親権判断で最重要要素
探偵調査や証拠の中で、最も親権に強く影響するのがDV・虐待関連です。
- 身体的暴力
- 精神的暴力(暴言・威圧・支配)
- 子どもへの暴力・心理的虐待
これらが認定されると、
- 共同親権は原則不可
- 加害側が親権者になる可能性は極めて低い
という判断が下されやすくなります。
② 探偵証拠が有効なDVケース
- 暴言・威圧的行動の録音
- 深夜の執拗な張り込み・尾行の実態
- 異常な行動監視の記録
これらは、モラルハラスメントの客観証拠として評価されます。
子どもの監護実績を裏付ける証拠としての探偵調査
親権では、「これまで誰がどれだけ育児をしてきたか」が非常に重視されます。
探偵調査が役立つ例
- 毎日の送迎をしている実態
- 食事・買い物・通院の付き添い
- 帰宅後すぐ育児をしている様子
- 休日も子ども中心の生活
これらは、
- 監護実績
- 育児への継続性
- 生活リズムの安定性
を客観的に示す資料になります。
共同親権の可否と探偵証拠の関係
① 共同親権が否定されやすいケース
探偵証拠によって次が明らかになると、共同親権は難しくなります。
- DV・モラハラの存在
- 強い支配・威圧関係
- 継続的な対立・嫌がらせ
- 子どもを巻き込んだ争い
👉 「協議が成立しない関係」と評価されるためです。
② 単独親権が有利になるケース
- 安定した生活を送っている証拠
- 子ども中心の生活態度
- 相手の監護不適格性を示す証拠
これらが揃うと、単独親権を希望する側に有利に働きます。
探偵証拠の使い方で失敗しやすい例
❌ 感情的に不倫証拠だけを大量提出
→ 親権とは直接関係しないと判断されがち
❌ 違法性のある証拠
- 盗聴
- 住居侵入
- 違法GPS
👉 証拠能力が否定され、逆効果になる可能性
効果的な活用のポイント
探偵証拠は、必ず次の視点で整理します。
- 子どもへの影響は何か
- 監護能力にどう関係するか
- 継続性・客観性があるか
- 時系列で説明できるか
「親権のための証拠構成」が重要です。
まとめ
- 探偵調査は親権判断で有効な補助資料になり得る
- 不倫証拠単体では弱いが、
育児放棄・生活不安定・DVと結びつくと強力 - 共同親権の可否判断にも直接影響する
- 違法調査・感情的使用は逆効果

